2002年10月11日(金)    第13回 名古屋セミナー

朝から訓練生とともに筋トレを受け、清々しく朝食を迎えました。でも、今、ご飯を炊く係は上田君(21歳、元シンナー中毒)ですが、どうもご飯が固い。不信に思ってコーチ達に尋ねると、ガス釜が洗いやすいから固めに炊いているのではとのこと。確かに柔らかいご飯だと後が大変。でもこれは横着過ぎるので、教育的指導を入れて頂きました。若干やわらいだかな。

朝9時前にはセーリングクラブの嵐さんがみえました。でも、残念ながら無風。午前中は作業となり、広場で解体したヨットの片付け。嵐さんもお手伝いをしていました。

午後もやっぱり微風でしたが、それでもたまにいい風が吹く、初心者向きのコンディション。ただ、嵐さんはやっとボードに乗って動き始めたばかり。風下に下るのはいいですが、風上にはのぼれません。下っては引っ張ってのぼり、また下っては引っ張ってのぼる。私も経験があるのですが、海上にいる時間より海中を歩く時間の方がずっと長いんです。ウインドをしているというより、むしろエクセサイズをしている気分。何となく、いい運動になった気までしてきます。

同じく初心者の地平君(24歳、無気力)も黙々と訓練を受けていました。なかなか前向きな態度。大本君(18歳、元非行)はセールを返すテクニックを習得中。ほぼ、"自由自在"に近づきつつあります。榎本君(16歳、元不登校)はスピードを出すことに執心。赤木さん(42歳、元引きこもり)も、以前と比べたらよく頑張って訓練を受けています。ただ、最近白髪が目立ってきました。何かお疲れの様子…。

午後の訓練を終えた嵐さん、「是非セミナーにも参加したい」ということで、連れ立ってセミナー会場へ入りました。嵐さんにとっては初めてのセミナー参加です。どんな人達が集まるのか、内心はドキドキだったでしょう。

今回のセミナーでは今月30日に釈放になる、山口コーチに関する議題が話し合われました。山口コーチは実質副校長的立場の人。迎える私達も期待満々です。

また、卒業生のご父兄である宮竹さん(詳しくはこちらの中段へ)がいらしたので、折り込み広告作りに関して有意義な意見を頂きました。悩みを抱える親御さんが、普段何を求めているのか。こういった支援者の方の等身大の意見はとても参考になります。

そして、スクールからは「是非、セーリングクラブメンバーを増やして欲しい」という要望が出されました。そこで、実際にクラブに入り、何度かスクールを訪れている嵐さんにその感想を話してもらうことに。

嵐さんが言うには、スクールの生活があまりにも"淡々と"していて驚いたとか。もっと激しいものを想像していたみたいです。でも、生徒達にとって訓練は日常生活の一部。確かに淡々とこなしています。嫌々でも、ダラダラでもなく。

それから、スクール生がよく手伝ってくれることにも驚いたと言います。艤装、片付け、海上で、色々とアドバイスしてくれる生徒までいます。同じく会員の柴田さんも口を揃えて、「何でこの子達がスクールにいるんだ?」と何度も考えさせられたとか。私も初めてスクールを訪れた頃、よくそう感じました。本当にいい子達なんですよね。

セミナー参加者にはこうした第三者からの視点はとても面白かったらしく、「セーリングクラブ」を周囲に勧めやすくなったようです。嵐さんには改めて、HPにも投稿して頂こうかと思っています。


※文中の生徒名は全て仮名です。

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