戸塚ヨットにまた新しい生徒がやってきました。藤堂君、14歳、非行。非行といっても非行歴はまだ浅く、3週間ほど。それよりも不登校の傾向が3〜4年あります。
小学校の頃は明るくて人気者だった藤堂君。なぜ学校に行きたがらなくなったのか、その原因はハッキリしないようです。小4の頃から月に1度くらい学校を休み始め、高学年になるとすっかり学習意欲が低下。中学に入ると益々不登校は進みます。
一時、昼夜逆転の生活になりますが、たまたま近所にいた非行の子と仲良くなってから、彼の生活はがらりと変わります。非行仲間に合わせて昼間活動し、もっぱら"パシリ"をさせられます。服装はだらしなくなり、金髪でタバコを吸い、携帯料金が膨れ上がる。たった1ヶ月足らずで、目を覆うほど悪くなっていったと言います。
そして、最もご両親を悩ませたのは家庭内暴力だったかもしれません。暴力自体は、既に小6の頃から現れていたそうです。何か欲しい物が買ってもらえない時などに暴力を振るう。ターゲットは母親で、これはずっと続いていたようです。
ご両親は戸塚ヨットの事を昔から知っていましたが、もうやっていないと思っていました。しかし、子供の事で悩み、インターネットでフリースクールを探すうちにたまたま戸塚ヨットのHPに行き当たったのです。後の行動は早いものでした。すぐに「支援する会」に電話をし、スクールでの面接を取り付け、夫婦揃って面接へ。その場で入校を決断されました。
そのおかげで、藤堂君は問題児と言ってもまだまだ軽症。その証拠に、顔がとてもかわいらしいようです。もちろん、油断はできませんが、基本的に早期の段階なら直るのも早いし、伸びるのも早いはず。皆がこういう段階でスクールに入れてくれたらいいのですけどね。
|