2002年8月24日(土)    「スーパー8」

とうとう、この日がやってきました。ウインドサーフィンのジュニアレース「スーパー8(エイト)」です。このレースには、全国から参加者がやってきます。戸塚ヨットからも毎年参加者を出していますが、今年は今までで1番多い8名(卒業生含め)をエントリーしました。

まず注目は、昨年まで中学生の部で2連覇していた柳田君が、高1になってどうなるのかということ。高校生の部の参加者は5名。うち3名が戸塚ヨットからとなりました。

大会前、「みんな強豪ですよ」と笑っていた柳田君。レースが始まるとその実力の差を大いに見せつけてくれ、余裕の1位。大会3連覇でした。彼はまだ後2回は出場権がありますから、来年・再来年がますます楽しみです。

そして大本君が3位(2位と3位の差はかなりありましたが)。榎本君は5位…とは言っても初めての大舞台です。完走するのだって大変。大本君が入校後7ヶ月、榎本君はまだ6ヶ月足らずですから、2人とも随分と度胸がついたものだと思います。特に、入校当初は「俺は特別だ」みたいな顔でちょっといけすかなかった榎本君が、本当に屈託なく笑っているのを見て、何となく胸が熱くなりました。

そういえば、この大会は「高校生の部」となっていますが、実は大本君は18歳だけど高校には行っていません。年齢的には問題ないのですが、これは出場できないか、と思いきや、大会本部のイキな計らい(?)で、「高校生以上の部」とアナウンスされていたことを私は聞き逃しませんでした。まぁ、もしかして彼が1位になったりしたら問題だったのかもしれません。なにぶん、ノーマークの選手でしたから…。

次の注目は、昨年、入校半年ながら中学生の部4位に入った児玉君。今年は昨年1位の柳田君も高校に上がっていません。これはチャンスかと思われましたが、まだいました、昨年2位の選手が。この選手、圧倒的な強さを見せ付け、児玉君は残念ながら2位。でもこれははっきり実力の差です。児玉君には更なる研鑚を積んで欲しいものです。

そして、小学校高学年の部では柳田君の弟(小5)が2位。来年こそは、兄弟揃っての優勝台なるか…。

今大会、例年よりも風が吹き、天候も曇りで暑くなく、絶好のウインド日和だったと言えます。こうした日に当たるのも巡り合わせですが、今回は更にラッキーなことにプロとの競演が果たされました。現役プロの合志明倫選手です。

合志選手は翌日レースを控えているらしく、肩ならし程度のつもりで参加されたのでしょう。まずは高校生の部に飛び入り参加。見事に柳田君、また2位の選手にも敗れて奮起。次には中学生の部に参加して、本気を出した…はずですが、またしても1位の選手や児玉君にも敗北。本部に「世代交代の瞬間」とアナウンスされていました。きっと、コンディションが良くなかったのでしょう…。ゲレンデの状態や、道具の状態もありますから…。

結果はさておき、憧れの現役プロと競演した訓練生達にとっては、2度とないいい経験だったのではないでしょうか。中で1人でもプロになって、また合志選手とやり合うことになれば、それはそれで楽しみですが。とにかく、一日中訓練生達の爽やかな、いい笑顔が見れた日でした。


※文中の生徒名は全て仮名です。

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