29日も風は弱く、雨。一応半日は海上訓練をしたそうです。
新人の地平君(24歳、無気力)が、早くもゴネ始めました。「お母さんと会ってきちんと話がしたい」というもの。これもよくあるセリフです。そういえば、今春脱走歴ゼロという快記録(?)で卒業した村井君もこれを言っていました。彼は自分から入校しましたが、入校後2週間ほどで校長に直談判。あっけなく玉砕され、以来1度も脱走なく過ごしたというわけです。
「家族と話がしたい」などというのは、"逃げ"以外の何ものでもありません。ここに到るまでに、話す機会ならいくらでもありました。親だって、彼に懇々と「正論」を説いてきたわけです。でも、彼はそれを実践する力がなかった。今、その"力"をつけているところなのです。「話し合い」なんていう段階にはまったく到っていません。
しばらくはゴネ続けるのでしょうが、まぁ、あきらめて「やってやるか」という気になるのを待つしかないのでしょう。
「やってやるか」といえば、最近にわかに勉強に身を入れ出したのは榎本君(16歳、元登校拒否)。先日、高校見学をしてから急にやる気を見せ始めました(詳しくは平成14年9月20日の日記で)。というか、急に追い込まれたといった方がいいのかもしれません。
なぜなら、榎本君が今目指している高校は、10月末に仮入試があるのです。そこで受かれば推薦してもらえるというもの。受験勉強期間はもう1ヶ月しかありません。その上、母親からは「高校に行かないなら"ガテン"になれ」というお達しが。"ガテン"は避けたい榎本君は、必死です。
しかし、1ヶ月ではいくらなんでも…。ただ、コーチもおっしゃってましたが、「ここで簡単に成功してしまったら世の中をなめてしまう。何度か失敗して、もう少し追い込まれた方がいい訓練になる」。確かに、受験などというのはみんな、何ヶ月も苦しみ続けるのが常です。それがあるからこそ、合格した時の成就感が高まる。榎本君の不快感はまだまだ続くか…。
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