9月17日の日記でお話したBROですが、30日、ついに審議結果が出ました。私は校長の代理人である幸子夫人のさらに代理として、午前11時、赤坂にあるBRO本部に行ってきました。そこで、審議結果を受け取るためです。会場には審議委員の方4名ほどが待機されており、私の目の前で、審議結果を読み上げました。
結果の概略は、「森永氏の発言は直接戸塚ヨットを非難したものではなく、例えとして間接的に使ったものなので、名誉毀損とまでは言えない。しかし、的外れな弁明を繰り返したテレ朝の態度には、誠実さや謙虚さが欠けていて問題がある」といったものでした。
「名誉毀損」という訴えは退けられましたが、私自身、あれは森永氏のちょっとした失言だと思っています。もちろん、戸塚ヨットのことをよく分かりもしないのに勝手に引き合いに出すことは許されないと思いますが。問題は、その後のフォローアップです。番組は自由な発言を許しているわけですから、失言もあるでしょう。それを禁止してしまっては、熱のこもった議論もできないと思います。ただ、失言にはその後のフォローが大切だと思うのです。速やかなフォローが。
それがあれば、戸塚ヨットでなく、他の方々でも「まぁ、そういうことなら」と許せる部分が多々あるんではないでしょうか。それは本来同じ番組中に成されるべきであり、それに無理があればその後テレビ局の方から何らかのリアクションを起こして欲しいものです。
今回、番組放送後にこちらからテレ朝に電話し、「謝罪」を求めた時、電話口の女性にはこの苦情を真摯に受け止めようという姿勢はまったく感じられませんでした。更に、テレ朝の弁護士が送ってきた文章には、「森永氏の発言は、IMFも戸塚ヨットも妥協を許さない厳しい姿勢があるという意味」とあり、まるで「いい意味で使ったんですよ」と言わんばかり。「IMFなんて、…戸塚ヨットと同じで…アジアの国をメチャメチャにした…」。これのどこが誉めているというのでしょう。
BROが指摘したように、今回の件は発言の内容如何よりも、テレ朝の苦情に対する対応のずさんさ、いいかげんさ、思いやりのなさが一番の問題だと思います。今回のBROの決定で、マスコミがその横暴さを自戒し、今後のマスコミによる人権侵害、人権無視が少しでも減れば幸いだと思います。
|