7日が、9月最初の面接日になりました。今回もまた、成人・引きこもりの相談です。最近、特に増えています。
戸塚ヨットに入校を希望する人には、事前に2回の面接を受けてもらっています。1回目が「支援する会」の行なう面接。2回目がスクールで、コーチによって行なわれる面接です。
関東近郊の方の場合、私と横田(「支援する会」責任者)で1次面接をしています。面接は、いつもだいたい新宿駅付近の喫茶店で行なっています。
今回は高1から不登校で、今は20歳を過ぎてしまった青年の相談に、ご父兄揃って来られました。彼は高校は一応卒業。その後専門学校も卒業しています。しかし、就職は半年で挫折。後は行きつ戻りつしながら、事態は悪化していきます。
自分から精神病院や、森田療法に行きたがり、入ったものの途中でやめてしまいます。今は家に帰り、昼夜逆転の生活。夜中に起きて大きな音を立てるため、家族は安眠できません。父親が寝不足で会社に出た後、彼は母親に暴力を振るい、文句を言い続けます。「お前が悪い。お前のせいでこうなった。俺は一生苦しむ。何とかしろ…」と責めたてます。母親は夜も昼も眠れず、もうノイローゼの一歩手前です。
2時間以上話しましたが、親御さんは「海と自然が直す」という意味が今ひとつ理解できない様子。そこで、「もう少し戸塚ヨットのことを勉強して下さい」と言って別れました。親御さん自身にきちんと戸塚ヨットを理解して頂かないと、入校してからも問題が起きます。
面接後、私達は別の喫茶店で、今後の対応を色々と話し合いました。今回のケースは、2年前に入校したN君やO君に似ています。となると、入校の際の手段は…。本人への説明は…。そうしたことを1時間ほど話し合いました。
成人の相談の際、いつも親御さんが口にするのは「あの時戸塚に入れておけば…」という後悔の言葉です。私もつくづくそう思います。小中学生に比べて、成人の訓練は格段に難しい。成長が遅いこともさることながら、彼らは我が強く、まずそれを崩すだけで随分時間を取られます。その途中で脱走し、警察、相談所、人権センター…、変な知識がたくさんついているだけに、脱走の仕方までひねくれています。「せめて未成年のうちに相談してくれたらな〜」、言っても仕方ないことですが、今回もまたこの言葉が口をついていました。
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