8月19日に戸塚ヨットに入校後、順調に進歩の跡を見せていた曽我君(22歳、元無気力)。彼は現役の大学院生で、休校届を出してスクールに来ていました。社会への適応に不安を抱いていた彼ですが、訓練の過程でその思いは克服されたのでしょう。早々に、就職の道を選択していました。
今までは、スクールにいながらにしてインターネットや図書館で就職準備をしていた彼。これからは実際に行動する時期です。多くの大学生がそうするように、彼もまた、就職活動というものを始めることにしました。そして1月13日、一時帰宅となったのです。
彼が何を目指しているのかはまだよく分かりません。ですが、今から5、6月までの間に内定を取り、再び戸塚ヨットに戻ってくる決心のようです。それからまた、実際に就職するまでの約1年を、スクールで過ごすと。これは異例のことです。
スクールは普通、入校生本人の意志など尊重しません。帰りたい時に帰れるようになれば、訓練の成果を出すことはできないし、親御さんの思いにも応えられませんから。ですが、曽我君のようにもともとが自分の意志でスクールに入校し、訓練の過程で、きちんと成果を出していれば別です。尊重するに値する意志からの決断と、コーチは認識したのでしょう。
どのような結果が待ち受けているか分かりませんが、寒風吹きすさぶ中で海上訓練を続けた成果、今まで接したこともない非行少年達と寝食を共にした成果、それらを持って、希望通りの就職を掴み取って帰ってきて欲しいものです。
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