| 2003年11月9日(日) |
合宿所便り NO.63 「"金星人"現る!」 |
この1週間、ほとんど風が吹きません。7、8日は夏のようなお天気でした。今日は急に肌寒くなり、雨も降り出しそうな気配。
午前中、2階の生徒はセール修理。相原君、林君はボード修理です。
修理はこの1週間でだいぶはかどりました。でもまだ少し残っているので、早く片付けたいのです。
午後は微風の中、初心者の練習となり、広場で艤装です。が、曇り空で今にも雨が降り出しそう。嫌なお天気です。そして、相変わらず艤装が遅い仁科君。
江口君は、早くもハーネスを着け、セールサイズも大きくなりました。ロングボードからショートボードに替わったのも早く、これから楽しくなるところ。
スクールでは、初心者にはロングボードという比較的大きな、安定したボードを使わせます(最近は、初心者用のとても安定したショートボードもあります。横幅が広く、まるでいかだのようです)。そして、少し走れるようになると、ショートボード(こちらも大きさは様々)に替えます。ボードはどんどん小さくなり、セールは逆に大きくなるので、乗りにくくなります。しかし、不安定ではありますが、風が吹けばよりスピードが出て面白いので、レベルが上がれば、みんな自分からそうします。
ロングボードで少し走れるようになった頃、突然コーチから、「おい、今日からこれを使え」と、ショートボードを出されます。みんな、緊張しながらも、嬉しさを隠し切れない表情になります。それは、いつもは素っ気ない素振りで、恐い存在であるコーチが、「ちゃんと自分を見ていてくれた」、「初めて自分を(少しばかり)認めてくれた」という嬉しさの現われなのです。
ショートボードにも慣れ、さらに走れるようになると、次はハーネスです。こちらも突然、「おい、これ使ってみろ」と言われるだけ。でも、その嬉しさといったら!生徒同士では、「お前、よかったなぁ」、「すごいよ、早いじゃん!」と、素直に喜び合っています。
普段は気の合わない人達でも、四六時中いっしょに生活し、いっしょにウインドしているので、連帯感も生まれるのです。
しかし、このように書いたからといって、あまり美しすぎる誤解はなさらないで頂きたいと思います。現実はそんなに甘くないということは、ご承知の通りです。
ともあれ、ハーネスをつけた江口君は、熱心に練習しています。白岩さんも、なかなか上手に走っています。仁科君も意外とよく走り…、が、1人、瀬尾君(21歳、無気力)だけは、みんなに遅れをとっています。少し走ると、すぐに自分からセールを落としてしまうのです。矢作川の浅い岸辺で、少し走っては止まり、また少し走っては止まりして、練習をサボっていたからでしょう。
でも、海は広い。沖に出れば、嫌でも少しずつ走る距離が伸びていきますから、今日はいい練習になるのでは。
一方、相原君と林君は、近所の床屋さんに散髪に出掛けました。午後1時に予約して、帰って来たのは午後3時過ぎ。相原君は床屋さんでテレビを観、林君は世間話をしてきたよう。林君いわく、
「いやあ、久しぶりに"一般市民"に戻りましたよ」
確かに、散髪した2人の顔を見ると、2人とも、入校当初とは別人のようになっています。"一般市民"にも納得がいきました。
さて、夕食後は勉強の日。仁科君は漢字の書き取りが苦手です。以前、「均整のとれた体」を、「金星のとれた体」と書いて大笑いさせてくれました。また、「この文章の中の誤った漢字を10回ずつ書き、かつ、句読点をつけよ」という問題で、漢字だけでなく句読点まで、ご丁寧に「、、、、、、、、、、」と書いていたのにも大笑いしました。
仁科君は、金星から来たばかりなのでしょうか?(でも、「金星」と書いた"金星人"は、彼1人ではなかったことが、後に判明しました…)
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