2003年2月14日(金)    吉澤君、高校合格!

この日の昼間、受験勉強のために親元に帰っていた吉澤君が、喜び勇んでスクールに電話をかけてきました。「高校、受かりました!」。――「まず、無理だろう」と言われていた高校に受かったのです。

吉澤君がスクールに入校したのは、平成13年7月。非行グループに入って、学校には行ったり行かなかったり。生活は昼夜逆転。家では反抗的な態度ばかり取っていた――そんな彼を見るに見かねて、ご両親が強い決意で入校させました。

入校直後、ご多分に漏れず脱走を試みます。彼を含めて3名の新人が、結託してスクールを飛び出したのです。すぐに居場所が分かり、ご両親が連れ戻されました。この時の反省文で彼は、「ここ(スクール)は精神的にツライ。気が狂いそうだ」と書いていました。

しかし、その後2度と脱走しませんでした。ご両親の本気の姿勢が通じたことと、本人がウインドサーフィンを本当に楽しめるようになったためでしょう。とにかく、見違えるように真面目に訓練を受けるようになり、わずか10ヶ月で卒業となりました。

ところが吉澤君、「親元に帰らず、スクールから中学に通う」と言い出します。"気が狂いそうな"場所であった所が、いつの間にか(自分にとって)必要な場所になっていたわけです。そして1年。遅れていた勉強を必死で取り戻す姿勢を見て、担任、塾の先生、スクール生など、皆が彼に協力してくれました。1月に入ってからは親元に帰り、1日10時間の勉強をしていたと言います。

その努力が、この日の結果に結びつきました。おめでとう、吉澤君!


※文中の生徒名は全て仮名です。

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