2003年3月10日(月)    新生活へ

中川君(18歳、元無気力)が、今春よりスクールから学習塾に通うことになりました。彼は小中学生時代を大過なく過ごし、よく勉強もして有名私大付属の高校に入りました。ですが、高校に入ってから急に学習意欲が落ちて留年。入校前には、昼夜逆転してマンガやマージャンに興じる生活になっていました。

そんな彼も入校して7ヶ月経ち、ウインドサーフィン技術も上がり、周囲から「随分落ち着いた」と言われるようになって来ました。そして、自分の将来の事を真剣に考え始めたようです。

スクールを卒業してそのまま復学すれば、何年か遅れで有名大学に上がれます。でも、彼はそれを望みませんでした。「今から勉強を始め、1年で大検を取って大学に入る。そしてきちんと親に認めてもらう」――リスクはありますが、それが彼の選択です。もしかすると、彼が自分の進路を自分で決めるのは初めてかもしれません。

それから、赤木さん(42歳、元引きこもり)が家庭の事情で実家に帰ったのを機に、自分で職を見つけて勤め始めました。帰る前から計画していたのかもしれません。

赤木さんは入校前、仕事もせずに昼間から酒を飲んだりパチンコに行ったりしていました。それが入校して約1年半。まだ卒業ではありませんでしたが、やはり自分の将来を考えて、真剣に行動し始めたんだと思います。それぞれの、新しい生活の始まりです。


※文中の生徒名は全て仮名です。

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