2003年7月12日(土)    合宿所便り NO.24 「レスキュー艇の掃除」

今朝は霧。夕べから風がやみ、蒸し暑くなってきました。午前8時ごろから少しずつ霧が晴れ始め、日が差してきました。

午前中は船底掃除。レスキュー艇を川から海岸につけ、船底にこびりついた貝やゴミをこそげ落とす作業です。みんなウェットスーツに着替え、潮の引いた海の中に入ると、レスキュー艇がゆっくりと近づいてきます。浅い所なので、エンジンを止めて、野島君が竿(さお)で押しています。

まだ霧の残る白く霞んだ海の上に浮かぶレスキュー艇は、どこか遠くから漂ってきた船のように見えます。みんなはバシャバシャと腰まで海につかり、船底のゴミをガリガリ落としたり、金だわしでこすり落としたり、1時間ぐらい作業しました。

その後、広場で艤装。蒸し暑く、蚊がブンブン飛んでいます。広場は古い船やコンテナの置いてあるアスファルト敷きの部分と、原っぱに分かれていて、原っぱの一角に花壇と菜園があります。と言っても、花と野菜とハーブと雑草が渾然一体となって、ぼうぼうのジャングルと化しています。

「そろそろ草取りをしなければ」と、ジャングルに分け入り、大きく伸びた雑草を抜いてみると、5月に植えたキュウリの蔓(つる)があちこちからまり、そこに巨大なキュウリが2本転がっていました。雑草と青じその中から伸びたトマトの苗にも、青いトマトの実がついています。

蚊の襲撃を、蚊取り線香の煙幕で防ぎながらせっせと草を抜いていると、やっと菜園の輪郭が現れ、みんなの艤装も終わりました。合宿所に戻ると、みんな汗だくになっています。

午後、海に出るとかすかに雷が聞こえ、浜で待機することになりました。急に雲が晴れて、風が吹き始めた矢先のことでした。雷は近づき、曇り空と青空がせめぎ合っているのが分かります。しばらくして雷が遠ざかると風もなくなってしまいましたが、1時間ほど練習をして終わりました。


※文中の生徒名は全て仮名です。

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