| 2003年7月18日(金) |
合宿所便り NO.26 「ウインド事始め」 |
昨日の午後から、久しぶりにいい風が吹いています。
今日は朝からウインド。東の風、曇り空で、今にも雨が降り出しそうなお天気ですが、海上ではどうせ濡れるのですから、風さえ吹けば雨などお構いなしです。
しかし、波の中でのセールアップは、慣れない人には特に困難です。やっとのことでボードの上に立ち、意を決してセールを上げては波に煽られ海中にドボン…。はたで見ていると、「やっぱりヨットスクール、厳しいものだ」という思いに駆られ、つい「可哀相…」という気にもなるでしょう。
が、幸いにも困難な時期は案外と短いもので、若い人やバランス感覚のいい人は、あっけなく乗れる場合も多いのです。また、運動神経が鈍い人でも、ほとんど毎日練習するのですから、一般のウインドサーフィンスクールより、ずっと早く乗れるようになります。
海上に出て、始めはボードに立つこともできなくても、次の日には立ってアップホールラインを掴み、セールをたぐり寄せるところまでは上達。また次の日にはマストを持ち、ブームに触り、ついにブームを掴んで…、と思ったらまた海中に。そこで気を取り直してボードに立ち、アップホールラインを掴み、慎重にセールを上げ、ブームを掴むと、いつの間にかボードは海上を走っているではありませんか!
「やった!走った!」と喜ぶのも束の間、またバタンとセールが倒れ、体は海中に没します。それでも、「走った」という感覚は、今まで味わったことのない素晴らしいもので、有頂天になってしまいます。ちなみに、走行距離はせいぜい5mほど。みんなに「走った、走った」と報告しても、「それは"動いた"って言うんだろう」と素っ気なくあしらわれます。それでもやはり嬉しい。これがウインドの始まりです。
こんな風と波の中を、セールアップ組を尻目に沖に繰り出し、はるかかなたを飛ばしていく先輩達(相原君、野島君、地平君)。彼らを恨めしそうに眺めながら、ほとんどの時間、海に漬かっている初心者諸君。でも大丈夫。君達だって、すぐに沖の方で自由に走れるようになります。
沖は風も安定して走りやすく、みんな一緒に競争しているような感じになります。誰かが近くを走っていると、抜かれまいとしてみたり、抜いてやろうとしてみたり。
洋上ではマーク(ブイ)が2つ打ってあり、原則として、訓練はそこを回らないといけないのですが、今回ちゃんとマークを回っているのは野島君だけ。ジャイブで失敗すると、ずっと風下に流されてしまい、マーク付近に復帰するのが大変なのです。しかし、野島君はジャイブの後に風上へよく上り、常にマークのラインから外れません。すごい!
今日は一日中たっぷりと練習して、みんなヘトヘト。夕食もたっぷり食べてから、ビデオ「ダウン・バイ・ロー」を観て就寝となりました。
|