2003年7月22日(火)    合宿所便り NO.27 「タコを干す」

朝から暑い一日。いよいよ夏休みに入り、キャンプも間近です。
朝食後、少しのんびりしていると、近所の漁師さんが軽トラでやってきて、「魚はどうかね?」と合図しています。さっそく見せてもらうと、小アジがどっさりザルに乗っていて、「一山500円」とのこと。一山といっても、スーパーの一山の10倍ぐらいあります!

それを買うと、たくさんおまけしてくれて、結局二山分くらいになりました。更に、小さなタコを一山買うと、「めじろ」という細長い魚とゴツゴツした魚(名前は忘れました)の大きいのを箱に一杯、これまたおまけしてくれました。「まあ、ありがとうございます」と、言ってはみたものの、こんなにたくさんのお魚…。結局、一日中魚と格闘しなければならない破目に陥ってしまいました。

まず、小アジを南蛮漬けにするために、頭とワタを取っていましたが、生徒は誰も近寄って来ません。みんな、「ボード修理が…」などと言っています。仕方ないので、小アジは1人で処理することにしましたが、次にはタコも控えています。「さあ、どうしよう?」。

「そうだ!」と思いついたのが、『干しダコ』。さっそく「誰か、タコを干してみたい人いない?セール修理の針と糸を使っていいから」と誘うと、相原君と晋平がどやどや駆け込んできて、「やります。やります!」。2人は、ボード修理を放り出して(一応、「今、乾かしています」などと言って)、せっせとタコの頭に糸を通し、日陰にぶら下げて喜んでいます。小さなタコが、一列にぶら下がって風に揺れているのは面白いものです。

そこへ、田口君もやってきて、「あの、そのタコ、刺し身にしていいですか?」と聞いてきます。「そんなことできるの?」と思いながらも、「どうぞ、どうぞ」と言うと、器用に皮をむいてきれいにし、「上手いですよ」と味見しています。

みんなも集まって来て、タコをむいたり、味見をしたり、焼いてみたりしているうちに、お昼になってしまいました。小アジは何とか処理が終わったので、午後中かかって空揚げにして、骨まで食べられる南蛮漬けを、山ほど作りました。みんな魚料理はあまり好きではないようですが、南蛮漬けはよく食べてくれます。

今日はみんなの手も、台所も、魚臭くなってなかなか臭いが取れませんでした。


※文中の生徒名は全て仮名です。

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