MAMIです。7月1日に、長崎で4歳の幼児(駿ちゃん)が裸にされ、立体駐車場から突き落とされて亡くなるといった事件が起きました。捜査が進むうちに、「犯人は少年ではないか」との憶測が飛び交い、結局、それが現実となったのが7月9日。つかまった少年は中学1年生。まだ12歳でした。
その12歳少年について、マスコミが伝える情報を見ていて分かるのは、彼が決して「特別ではない」ということ。幼少の頃から母親に溺愛され、自分では何もできず、知だけは発達したが、精神的にはひどく"幼い"。こんな少年は、日本中にたくさんいるはずです。その、ほんの一部の子が、ヨットスクールにも来ています。
スクールにいる生徒の多くが、母親が何でもしてやってきたため、脱いだ服をしまうこともできなければ、必要な物を鞄に揃えることも満足にできません。五体満足で、見た目はごく普通。ちょっと目が釣り上がっていて、ふてくされた表情を見せることもありますが。ただ彼らは、学校に行けなかったり、夜間徘徊をしたおかげで、親が早く危機感を抱いて入校が決まりました。
長崎の少年は、まだ目立った問題行動がなかったために、本当の問題行動が親には分かりませんでした。これは「たまたま」です。そして、彼と同じように、たまたま親が気付くほどの問題行動がないばかりに、本当の問題を先送りにされている子が五万といるはずです。
彼らに共通して言えることは、成長していないことだと思います。精神がバランスよく発達できなかったために、そのアンバランスさが、色々な問題行動を生む。現象は、動物虐待だったり、幼児虐待だったり、色々でしょうが、どれも、ある程度バランスの取れた人間からすれば、「信じられない」ことばかりです。更には、そんなことをやっても「罪の意識」もない。
彼らのアンバランスさは、放っておいて補えるものではないでしょう。でも、スクールはそのバランスを取り戻すノウハウを持っている。だから、脱いだ服もしまえなかったふてくされた子供達が、卒業時には折り目正しく、活き活きした笑顔を取り戻しているんだと思います。
「うちの子は妙に幼い気がする」――そんなシグナルは、見逃さないで相談して頂きたいものです。小学校のうちなら、入校しなくてもある程度軌道修正できるかもしれません。とにかく、手遅れになってからでは遅いのです。長崎の少年だって、まだ12歳。スクールなら、彼のバランスを取り戻させることができるかもしれません。公の施設に入れたり保護観察をつけたりするだけで、彼が直るとは到底思えないのです。
|