2003年7月31日(木)    合宿所便り NO.33 「黒部ダム見学」

今朝も曇り空。体操とジョギングの後、武道の練習。つい、「こんな感じかな?」という気持ちが出てしまうと、すかさず「横田さん!全然見てない!」と、山本コーチの鋭い声が飛んできて、ハッとさせられ、山の空気が一変します。

朝食後、午前中は黒部ダムを見学することになりました。車3台に分乗して出発。涼しげな白樺の林を眺めながら山道を登ると、程なく黒部ダムの入り口に到着します。そこは登山ルートの入り口でもあり、リュックを背負った大勢の人達に混じって、サンダルに短パンという軽装の私達は少し妙な感じです。

そこからトロリーバスでトンネルを走り、黒部ダムの展望台に約15分で着きました。
ダムは広大で、高い山々に囲まれ、晴れ渡った青い空と白い雲、澄んだ空気に包まれています。写真で見るのと実際、そこに身を置くのとでは、全く異なる雄大な景色です。
また、黒部ダム建設にまつわる様々な困難と、映画「黒部の太陽」のことなど、色々と考えさせられました。

木崎湖に風が吹き始める前に帰って、昼食にしなければならないので、見学は展望台までにしました。信州そばを買って帰り、大鍋で茹でて食べました。やはり長野に来たのですから、1度はおそばを食べないと…。

午後はウインド。昨日から、卒業生の寄川君(中3の時に非行で入校)が車にボードを積んで遊びに来ています。寄川君は高校生で、いかにも生活を楽しんでいる様子。相変わらずスリムで、素早い身のこなし。一緒にウインドしていて、皆が楽しくなれるタイプです。台所でも、テキパキ積極的に動いてくれました。
そこへ、一足遅れでキャンプに参加した文平。寄川君とは中学時代を合宿所で共に育ち、共有した経験も多い間柄なので、3年ぶりの再会に、2人とも何か感じるところがあったようです。

夕方近くになって、やっとプレーニングできるぐらいの風が吹いてきて、山口コーチも走り始めました。が、初心者には"強風"ですから、「さっきまでは乗れていたのに何故?」ということになります。
風下に流された社長のMさんは、ご自分で湖の岸近くをパドリング(ボードの上に寝転がり、手で水を掻きながら走る)して帰って来ましたが、普通、うつ伏せで行うところを、仰向けで水掻きしている様子。遠くから見て「?」と思っていましたが、近づくにつれ、ラッコのような愛嬌のある姿に、みんな呆気にとられながらも微笑んでしまいました。「こんなパドリング見たことない!」

夕方、ウインドが終わると、延武さんと、セーリングクラブのAさんが帰られました。延武さん、いつもどうもありがとうございます。Aさん、今度は合宿所にもおいで下さい。

その後、賑やかな夕食の後に、今晩は真面目なディスカッションとなりました。社員研修のOさんの感想に、少し手厳しく切り込む山口コーチ。その真剣な指摘は、どのように伝わったのでしょうか。夜の高原は肌寒く、ランプの明かりの下、静かな、しかし張り詰めた時間が流れました。


※文中の生徒名は全て仮名です。

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