2003年7月4日(金)    合宿所便り NO.20 「矢作川の難しい点」

沖縄の合宿も終わり、また普段の生活が始まりました。寂しかった合宿所も活気づき、居残り組は「やはり大家族は面白い」と、しみじみ思うのでした。

今日は梅雨の晴れ間で、風も吹いています。北西の風なので、矢作(やはぎ)川に移動することになり、道具を積み込み、お昼を持って出発。この季節になると北西は吹かなくなるので、今シーズン最後の矢作川になるかもしれません。

着いてみると、やはり夏の風は軽く、みんな1番大きなセールを張り、お昼を食べてから出艇です。
川に入ると、岸近くは相変わらずのヘドロで足を取られ、歩きにくいことこの上ない。ドボドボとよろめきながら川の中を歩き、少しでも固い足場を探してスタートしようとすると、どうも勝手が違います。ここは、川の河口なので、潮の満ち引きがあるのですが、今日はいつもより川下に向かう引き方が強く、かなり頑張って支えていないと、どんどん川下に向かって行ってしまうのです。
「昨日の雨で、上流からの水量が多くなっているのではないか」と、地元のセイラーが教えてくれました。

こんな時は、川下に向かって走るのは楽ですが、川上に登るのは大変です。潮流に押されて風が弱くなると全くスピードが出ず、じれったいほどノロノロしています。そして、元の場所へ戻るために、川の中を流れに逆らい、いつもよりずっと重たく感じられる道具を引っ張って川の中を歩かなければならない、ということにもなるのです。

が、そんなことをしながらも、風が強まり、プレーニングしはじめると、やっかいな潮の流れと格闘してでも(本当は、手なずけなければならないのでしょうが)、走るのが楽しくなってしまいます。

合宿所に帰ると、何となく沖縄疲れが残るのか、台所仕事に時間がかかり、夕食は8時過ぎてしまいました。では皆さん、早くお休みなさい。


※文中の生徒名は全て仮名です。

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