| 2003年7月8日(火) |
合宿所便り NO.22 「武道を身近に」 |
朝から土砂降り。部屋中、洗濯物だらけです。
そして朝のヨガも相変わらずうめき声だけが聞こえ、全然体がついていきません。世のおば様方のヨガ教室の活き活きした空気とはほど遠いものがあり、よその方が見たら、これが10代、20代の若者かと愕然となさることでしょう。
午前中は、武道のビデオ鑑賞とボード&セール修理。一時、きれいになったものの、また新たにボードやセールが壊れたり、破れたりしているのです。雨に降り込められて修理作業をしていると、けだるい気分になってしまいます。
午後は、気を取り直して久しぶりに山本コーチの武道の時間となりました。始めに、自分1人で胸を使うための稽古をしましたが、それだけで汗だくです。次に、二人組になって胸を使うということの検証をしましたが、当然ですが、全くできていません。
男の子達はみんな、力ずくで何とかしようという意識ばかり表面に出てきて、すぐに取っ組み合いに変わってしまいます。相原君はケンカ風の取っ組み合い。田口君と林君(32歳、家庭内暴力)の組は「えーっ、ダメですよー」と言いながらも、笑いながら相手をする林君に、ダイナミックな田口君が向かってドタンバタン。周りを巻き込んでの大騒ぎ。
沖縄から帰って以来、とみに明るく、積極的に行動するようになった林君。食欲の方も積極的になり、また、まめに仕事をしてくれるので、ひょっとしたらすごくいい人かも(!?)と、単純な私は思ってしまいます。
野島君(22歳、元無気力)、地平君(24歳、元無気力)はと言うと、どうも複雑な思いが絡んでいるようで、武道の主旨からは完全に離れています。全くやる気がなくなったかのように、力を抜いていたかと思うと、いきなり力ずくで組み合ったり…。
一方、秋吉さんと私は、女の子らしく(?)武道と言うより、お遊戯になってしまいました。
そうこうしている間に、空は晴れ、爽やかな風が吹き始めました。慌てて屋上に大量の洗濯物を干すと、夕方までに全部乾いてくれました。
夕食後、8時から今度は自由参加の武道の稽古となりました。最初の参加者は、文平、晋平、私のみでしたが、途中から相原君、中川君(18歳、元無気力)、野島君が加わり、だいぶ稽古らしくなりました。
"ほほさわり"で相手の目を見ながら気配を察する練習をしたり、無意識反射の感覚をつかむ練習などをしました。
何事も経験してみなければ分からないと思い、今回始めて参加させて頂きましたが、大人になると、日常生活の中で、ほっぺたにいきなり手の平が飛んでくるとか、倒されるとか、腕をねじ伏せられるなどありませんし、ましてや、相手に飛びかかろうなど夢にも思いませんので、とても新鮮な気持ちがしました。そう、痛快でさえあります。
以前、初めてウインドした時も、これに似た感覚があったことを思い出しました。いきなり海に落っこちる!何が何だか分かりませんが、そのことがやはり新鮮で、痛快だったのです。
身体を意識する、というのは難しいことですが、意識するということにさえ気付かなかった自分に気付いた次第です。が、男の子達にとっては、武道はもう少し身近なものなのでしょう。熱心に稽古しています。みんな、顔を紅潮させ、汗だくで、時計を見るともう9時半過ぎ!「そろそろ終了」となりました。
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