2003年8月5日(火)    合宿所便り NO.38 「キャンプの後片付け」

涼しかった木崎湖から、一転して真夏の合宿所で蒸し暑い夜を過ごし、眠い目をこすりながら目覚めました。外ではセミがうるさいほどに鳴き、太陽は早朝から容赦なく照りつけ、夏はこれから、と思い知らされます。
みんな、いつもより食欲もなく、早く"日常生活"に適応しなければと、ぼんやり頭をめぐらせています。

朝食後、いよいよ恐怖の後片付けです。
勇気を出して、カンカン照りの広場に集まると、そこには山積みのトレーラー2台と、荷物で一杯のハイエースが…。ウインドの道具をコンテナにしまいこみ、タープを張って屋根のシートを洗い、数を揃え、ロープを束ねます。イス、テーブル、グランドシートはきれいに洗い、拭いて、干してと、コーチも生徒もみんな、汗だくで頭がクラクラ。
日陰で冷たい水を飲んで、しばし休憩。広場の端から端まで、テントやフライシートがロープにぶら下がり、穏やかな風に揺れています。

結局、午前中には終わらず、昼食のために合宿所に戻ると、台所が非常事態に陥っていました!
まず、小さな茶色のゴキブリ達が勢力を拡大し、一大帝国を作り上げています。これはある程度予想していたことですが、もう1つ、予想外の事件が起こっていました。冷凍冷蔵庫の電源が抜けていて、中の肉などが腐ってしまっていたのです!!
扉を開けると、むかむかするような臭いが台所中に広がり、みんな「うえっ」と声を詰まらせ、外に飛び出してしまいました。仕方なく、トレーを全部引き出し、生ゴミをバケツに入れ、何とか外見だけはきれいにすることができました。が、例の臭いは簡単には消えてくれません。しばらくの間、扉を開け放し、消臭剤を買うことにしました。

午後2時半過ぎ、意を決して再び広場へ。少し風が出てきたものの、暑さは真っ盛り。残りのテントを洗い、干し、乾いたテント、タープ、グランドシートを全部畳みます。広場を行ったり来たりしながら、汗を拭き拭き、みんなで地道な作業に精を出す。そのうちに、やっと広場中に広がった荷物の山も目に見えて少なくなり始め、最後にコンテナを閉めた時は、心からホッとしました。

しかし、実はまだ台所にしまわなくてはならない道具類があります。みんなで台所に戻って最後の後片付けを始めました。すると、地平君が1人、扇風機の前に座っています。「まだ終わっていないのよ!」と仕事に戻しますが、明らかに「もう、うんざり」といった様子。結局、何度も扇風機から引き剥がさなくてはなりませんでした。

夕食後も、不機嫌な地平君は何かと人につっかかってばかり。2階にいると、下から怒鳴り声も聞こえてきました。ちょうど2階に上がって来た林君(32歳、家庭内暴力)に聞くと、「なんか、ケンカしてらっしゃるみたいで…」というのんびりした返事…。が、結局、その後は静かになって、就寝となりました。


※文中の生徒名は全て仮名です。

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