2004年1月15日(木)    合宿所便り NO.82「美しいゲレンデで技磨く」

私達のゲレンデは、珊瑚と貝殻が混じる白砂のプレイベートビーチです。波はうねり、所々に小さい島々が眺められる場所です。打ち上げられているハリセンボンに、思わず目を丸くすることもあります!?

普段、愛知のゲレンデは平水面ですから、波慣れしていない私達は、波が立つと走り出しに苦労します。そんな波に関係なく、プレーニング(滑走)してしまうのは真木君です。早くもジャイブ(風下への方向転換)の練習に精を出しています。そんな彼に影響され、秋吉さん、林君も続いてプレーニング。

ウインドは、プレーニングができるようになると、それまでの世界がガラリと変わります。実際にはたいしたスピードでなくても、風の中で体感するスピードはものすごいものがあるのです。「地球の回転が急加速し、海面が自分を取り残して高速で疾走する」――そんな錯覚に陥ります。

あまりのスピードに体が縮みますが、そこを乗り越えれば今度はスピード狂(!?)と化し、練習意欲は倍増。しかし、そのプレーニングも、鉄砲玉ではいけません。きちんと元のビーチに戻れないのは、タック(風上への方向転換)やジャイブの技術が未熟ということになります。

今日、その未熟さで流されたのは、コーチである私でした。これは、大いに考えさせられることであり、必ずクリアしなければならない課題です。訓練生達はいつもコーチを見ていますから、ごまかしはききません。コーチも常に上達し続けなければならないのです。

さて、なかなか走り出せない白岩さんは、ビーチスタートの練習中です。打ち寄せる波打ち際で、上手に乗り出せません。ここで、山口コーチのデモンストレーションが始まりました。それによって何かがつかめたのか、白岩さんの成功率が上がりました。

私達コーチを含み、生徒全員がウインドサーフィンというスポーツで自分の力を試します。
みんな、この美しい景色、厳しい荒海に決して劣らない若さで輝いています。


※文中の生徒名は全て仮名です。

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