| 2004年3月11日(木) |
合宿所便り NO.99「こころの沖縄」 |
沖縄合宿が終わり、河和(こうわ、愛知県)での生活が始まります。
朝の体操前、旭日を背に整列する訓練生達。
まばゆく見えるのは、逆光のためではありません。一段と引き締まった、彼ら彼女ら自身が発するものです。
朝のジョギングで、堤防を駆ける生徒達は海を見入ります。
沖縄での色々なことがよみがえってくるのでしょう。
辛いトレーニング、迫って来る時間と追い詰められる自分の役割、奇麗な海、ぶつかり合った人間関係、蒼さ一面の海中を彩った魚達、自分のこころの弱さ、無我無心に挑んだ海上訓練、珊瑚交じりの白砂、励まし合った仲間達…。
そして、最も大きいのは、自分自身の変化に気がつき始めたこと。
これらすべてを包み込んで消化したエネルギー。それが沖縄にはあったのです。そして今、こころに残っている。
ここを卒業し、1人で生きていくだろう君達。自分達の人生でぶつかる問題にあきらめてしまいそうになった時、「あの沖縄合宿を乗り越えられた自分自身」を忘れないでもらいたいです。
最後に、生徒同士でぶつかり合い、お互いに成長していった生徒の日報を搭載し、冬季沖縄合宿の幕を閉じさせて頂きます。
『白岩さん(18歳、元非行)の日報』
「沖縄は、その時、その時は長い気がしてたけど、終わってみるとすごい短かったです。
でも、あっけなかったなとは全然思いません。
私は今までずっと、何かが終わると『あっけなかったな』って思っていました。
この沖縄では、体力的にも精神的にもすごい辛かったし、何回も投げ出しそうになりました。
前は、『今が良ければそれでいい』って思ってました。沖縄でも、何回かそう思いそうになりました。でも、その時、その時に、『今、投げ出して、ここから逃げてどうなるんだろう』って思えました。後のことを考えられるようになっていました。それが自分の変化だと思いました。
印象に残っているのは、滅多に教えてくれないコーチから、ビーチスタート(一気乗り)を教えてもらえたことです。何か、それがうれしかったです。やる気も、それでかなり出ました。ありがとうございました。
あとは、秋吉さんとの距離がかなり縮まったことです。
自分より年下なのに、かなり当たったりしてしまって、ちょっと反省してます。
かなりお互いむかつき合ったりしたし、本気でキレたりもしたけど、そのおかげで、距離が縮まったのかもしれないです。
秋吉さんは夢もあるみたいだし、もうすぐ1年経つから、頑張ってほしいです。
そういう夢があるところが、羨ましいです。ちゃんと自分を持っている感じがします。
性格的には、ちょっと問題があるところもあるけど、考え方が昔の私と似ているので、きっと年が経つにつれて、考え方もやっぱり変わるんだと思います。
とりあえず、沖縄に来て、精神的には成長できたって自分では思ってるので、河和でウィンドが上達するように頑張ります」
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