不登校・非行・引きこもり

「情緒障害問題に寄せて」


 今から17年前(1983年)、いわゆる「戸塚ヨットスクール事件」で世間が大騒ぎになっていた時、私は、戸塚校長の話をテレビで聞き、強い興味を持ちました。当時、私は技術雑誌の記者をしていました。そこで、まず「情緒障害とは何か」について調査し、戸塚ヨット問題に迫ろうと考えました。
 取材開始と同時に戸塚校長やコーチたちは逮捕され、スクールも閉鎖になってしまい、週刊誌がやるような取材はできませんでしたが、本や文献による調査は順調に進められました。そして、拘置所の戸塚校長と文通するようになってからは、この問題に対する理解が急速に進み、「戸塚ヨット問題の真実」を自分なりにつかむことができたように思います(事件から1年も経ってのことですが…)。
 そこで、
・情緒障害とは何か
・戸塚ヨットの訓練の本質は何か
・その成果にはどんな意味があるか
・なぜ「事件」になってしまったのか
などについて、簡単なレポートをまとめようと思いたちました。

 ところが、いざ書き出してみるとどんどん長くなってしまい、230枚を書き上げるのに1年近くかかってしまいました。おまけに悪名高い戸塚ヨットを絶賛する内容の論文など発表する場がありません。
 で、学生時代から購読していた同人誌「試行」(吉本隆明氏編集)に投稿することにしたのです。連載は1988年から始まり1998年に終わりました。

 そういうわけで16年の時差のある文章ですが、一人でも多くの人に読んで頂き、戸塚ヨット事件の本質に目を向けもらいたいと思い、ここにその全文を掲載することにした次第です。

(1999.8  戸塚ヨットスクールを支援する会  横田 建文)



(1)連載第1回  (1989. 2)  「情緒障害とは何か」
(2)連載第2回  (1990. 3)  「脳幹機能の低下」
(3)連載第3回前(1991. 5)  「ヨット訓練の意味」
(4)連載第3回後(1991. 5)  「ヨット訓練の意味」
(5)連載第4回  (1992. 5)  「性の異常」
(6)連載第5回  (1993.12)  「間違った認識」
(7)連載第6回  (1995.5)   「不勉強な評論家」 
(8)連載第7回  (1997.12)  「真実は」